秋田臨海鉄道のディーゼル機関車「DE10 1251」岐阜の西濃鉄道へ



西濃鉄道に譲渡されるディーゼル機関車のDE10 1251。【画像:秋田臨海鉄道】

貨物線を運営していた秋田臨海鉄道は5月10日、同社が保有するDE10形ディーゼル機関車1251号機を西濃鉄道(岐阜県)に譲渡すると発表した。

DE10 1251は2016年、JR北海道から譲り受けたディーゼル機関車。秋田臨海鉄道は今年2021年3月に営業を終了して貨物線を廃止しており、最後の列車はDE10 1251がけん引した。廃止後の5月1・2日にDE10 1251を使った運転体験イベントが行われ、これが秋田臨海鉄道での最後の稼働となった。このほか、DE10形の1250号機が営業終了前に仙台臨海鉄道に譲渡された。

西濃鉄道は東海道本線の美濃赤坂支線と接続している全長2.0kmの貨物線(市橋線)を運営。沿線で産出される石灰石を輸送している。

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