皿倉山ケーブルカーが値上げへ 消費税と「夜景」に対応



皿倉登山鉄道は1月10日、同社が運営するケーブルカーの旅客運賃上限変更認可を申請した。消費税率の引き上げに対応するもので、認可された場合は4月1日に運賃を改定。普通旅客運賃はいまより10円高い430円になる。

皿倉山のケーブルカー。【撮影:草町義和】

皿倉登山鉄道は、皿倉山(北九州市八幡東区)のケーブルカーとスロープカーを運営。消費税率の引き上げ(8%→10%)が行われた昨年2019年10月には、運賃を変更していなかった。

皿倉山からの夜景鑑賞を目的にした観光利用が増えており、増便に伴う人件費の増加に対応するため、消費税引き上げ分の値上げが必要と判断された。スロープカーも10円値上げされて210円になる見込みだ。