『地球の歩き方』が日本の第三セクター鉄道「鉄印帳」ガイドブック発売



『鉄印帳でめぐる全国の魅力的な鉄道40』のイメージ。【画像:地球の歩き方社】

『地球の歩き方』シリーズを発行している地球の歩き方社は4月1日、国内のガイドブック『鉄印帳でめぐる全国の魅力的な鉄道40』を発刊した。価格は1650円。

鉄印帳は「御朱印帳」の鉄道版といえるもので、第三セクター鉄道等協議会に加盟している鉄道40社が展開。鉄印帳を購入し、各鉄道会社の指定窓口で乗車券の提示と記帳料(300円から)の支払いを行うと、各社のオリジナル印「鉄印」を鉄印帳に押してもらえる。

誌面のイメージ。【画像:地球の歩き方社】

このガイドブックでは、40社が運営する鉄道路線の沿線のスポットやグルメ、駅弁などを紹介。エリア別のモデルコースも紹介している。掲載鉄道会社は次の通り。

●北海道・東北
道南いさりび鉄道/三陸鉄道/ IGRいわて銀河鉄道/秋田内陸縦貫鉄道/山形鉄道/由利
高原鉄道/阿武隈急行/会津鉄道

●関東
わたらせ渓谷鉄道/いすみ鉄道/真岡鉄道/野岩鉄道/鹿島臨海鉄道

●中部
北越急行/しなの鉄道/えちごトキめき鉄道/あいの風とやま鉄道/ IRいしかわ鉄道/の
と鉄道/明知鉄道/長良川鉄道/樽見鉄道/天竜浜名湖鉄道/愛知環状鉄道/伊勢鉄道

●近畿
信楽高原鉄道/北条鉄道/京都丹後鉄道

●中国・四国
若桜鉄道/智頭急行/井原鉄道/錦川鉄道/阿佐海岸鉄道/土佐くろしお鉄道

●九州
平成筑豊鉄道/甘木鉄道/松浦鉄道/南阿蘇鉄道/くま川鉄道/肥薩おれんじ鉄道

『地球の歩き方』シリーズは海外旅行向けのガイドブックとして1979年に創刊。ダイヤモンド・ビッグ社が発行してきたが、今年2021年1月に同社の出版事業などが学研グループに譲渡され、学研プラスの子会社として地球の歩き方社が設立された。

コロナ禍で海外旅行が難しくなった状況下、『地球の歩き方』シリーズとしては初の国内ガイドブックとなる『東京』編を昨年2020年9月に発行。『地球の歩き方 御朱印シリーズ』も国内各地のエリアごとに順次発行している。