養老鉄道は1月15日、東京急行電鉄(東急電鉄)から譲り受けた7700系電車TQ14編成(モ7714+モ7814+ク7914の3両)の営業運転を始める。
TQ14編成のデビューを記念した系統版が、同編成に掲出される。掲出期間は1月15日から2月16日までの予定。
東急時代のTQ14編成は側面に赤い帯が入り、先頭部の貫通扉とその上部は黒く塗装。さらに貫通扉の脇には側面から連続するように赤帯が延びており、赤と黒の組み合わせから「歌舞伎塗装」と呼ばれていた。養老鉄道でも、この塗装のまま運行される。
7700系は1962年から1965年にかけて製造された7000系(初代)電車で、1987年から1991年にかけて電装部品を交換する改造を行い、形式名を7700系に変更した。2018年までに東急線から引退している。
車両や施設を保有して養老鉄道に貸し付けている一般社団法人養老線管理機構は、従来車両の老朽化対策として7700系15両(3両編成3本と2両編成3本)を譲り受けて従来車両の半数近くを置き換えることにし、2019年4月から養老鉄道の車両として順次運行を開始している。