東武野田線・清水公園~梅郷間「高架化」3月28日に 野田市駅は「暫定整備」



東武鉄道は2月22日、野田線(東武アーバンパークライン)の清水公園~梅郷間で進めている線路の高架化について、3月28日の始発から高架線に切り替えると発表した。同時に愛宕駅の新駅舎も使用を開始する。

高架化工事中の愛宕駅(2020年10月)。ホームと線路を覆う鉄骨が姿を見せていた。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

この高架化は千葉県を事業主体とする連続立体交差事業(連立事業)の一環で、事業費は約353億円。同区間のうち約2.9kmの線路を高架化し、愛宕駅と野田市駅も高架駅に変わる。これにより11カ所の踏切が解消され、安全性が向上するという。

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愛宕駅は3月28日から新しい高架ホーム(相対式2面2線)と駅舎の使用を開始する。新駅舎は「『現代から未来へ』~生まれ変わる愛宕~」をデザインコンセプトとし、江戸川の流れに高瀬舟が帆を張って未来へと進んでいく様子をファサードデザインで表現しているという。

愛宕駅の新駅舎。【画像:東武鉄道】

野田市駅は島式2面4線の高架ホームを整備する計画だが、3月28日時点では1面2線のみ使用開始する「暫定整備」で、2面4線になるのは2023年度中の予定。新駅舎も2023年度の使用開始を予定している。新駅舎のデザインコンセプトは「『温故知新』~歴史に寄り添い発展する街~」で、興風会館や千秋社など野田市にある近代化産業遺産を象徴するようなファサードデザインになるという。

野田市駅の新駅舎のイメージ。完成は2023年度中の予定。【画像:東武鉄道】