北陸新幹線の定期列車が所定本数に回復へ 3月14日ダイヤ改正にあわせ



JR東日本は1月9日、台風の影響で一部列車が運休している北陸新幹線について、東京~長野間の「あさま」の定期列車の運転本数を3月14日から所定の17本に戻すと発表した。「かがやき」「はくたか」「つるぎ」は11月30日までに所定の本数に戻っており、暫定ダイヤでの運転が終了する。

北陸新幹線の列車で使われている電車。【画像:丸岡ジョー/写真AC】

所定ダイヤでの「あさま」定期列車の運転本数は上下各17本。2019年10月に日本列島を襲った台風19号の影響で車両基地の長野新幹線車両センターが浸水し、同センターに留置されていた新幹線電車120両(12両編成10本)も使えない状態になった。

北陸新幹線は10月25日に運転を再開したが、車両不足のため一部の列車を運休する暫定ダイヤでの運転に。「かがやき」「はくたか」「つるぎ」は11月30日までに所定の本数に戻ったが、「あさま」は12月27日時点で上下各16本と、所定より各1本少ない状態だった。JR東日本は「浸水した長野新幹線車両センターの留置線の一部の復旧見込みが立った」として、3月14日のダイヤ改正にあわせて暫定ダイヤを終了することにした。