日韓つなぐ新型高速船「クイーンビートル」あさって日本に到着 SNSキャンペーン実施



日韓航路を運営するJR九州グループのJR九州高速船は10月13日、新型高速船「QUEEN BEETLE(クイーンビートル)」が10月15日の11時頃、博多港(福岡市)の中央ふ頭3号岸壁に到着すると発表した。

JR九州高速船の新型高速船「クイーンビートル」。【画像:オースタル】

JR九州高速船によると、9月29日にオーストラリア造船会社のオースタルから「クイーンビートル」の引き渡しを受けた。10月5日にオーストラリアを出発し、現在は日本に向け回航中という。

到着時には、JR九州高速船の関係社員らが旗を振って「クイーンビートル」の入港を出迎える。10月16日以降、検査や訓練、内装仕上げ作業が行われ、11月下旬頃には内覧会などが行われる予定だ。

JR九州高速船は10月20日から、「クイーンビートル」の日本到着を記念したSNSキャンペーンを行う。同社公式SNSが投稿する「クイーンビートル」の写真・動画をリポストまたは引用リツイートすると、抽選でトートバックなどの「クイーンビートル」オリジナルグッズがプレゼントされる。

「クイーンビートル」は三つの船体を並べてつないだ形の三胴船(トリマラン)構造を採用。従来型の水中翼船「ビートル1~3世」より大型で、定員は「ビートル1~3世」の約2.5倍となる502人だ。

当初の計画では7月15日、福岡と韓国の釜山(プサン)を結ぶ国際航路で運航を開始する予定だった。新型コロナウイルスの影響で日韓航路が全面的に運休しており、「クイーンビートル」も営業運航開始のめどは立っていない。

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