広島東部の山陽本線・呉線高架化で立体横断施設の検討 広島市が一般競争入札を公告



広島市は9月29日、広島市の東側で実施される山陽本線などの連続立体交差事業(連立事業)について、検討業務の一般競争入札を公告した。

広島東部の山陽本線・呉線連立事業の位置。向洋駅付近が第1期区間(赤)で、海田市駅付近は第2期区間(緑)になる。【画像:国土地理院地図/加工:鉄道プレスネット編集部】

業務名は「広島市東部地区連続立体交差事業立体横断施設検討業務」で、業務内容は横断歩道橋設計と横断函渠設計の各一式。入札書の受付期間は10月14~15日、開札は10月16日の予定だ。履行期間は120日となる。

この連立事業は、広島県の広島市・海田町・府中町にまたがる山陽本線の約3.9kmと呉線の約1.2kmを高架化するもの。完成すれば踏切16カ所が解消され、海田市駅と向洋駅が高架駅になる。

このうち向洋駅付近の約2.0kmが第1期区間とされ、昨年2019年5月の都市計画変更を経て同年10月に事業認可された。第1期区間の事業完了は2031年3月の予定だ。