JR西日本は8月26日、クルーズトレイン「トワイライトエクスプレス瑞風」の運行を来年2021年2月17日に再開すると発表した。今年10月から参加申込みを受け付ける。
「瑞風」は新型コロナウイルスの影響で今年2月末から運休。現在は車両の定期検査(重要部検査)などにより運休している。JR西日本は運行の再開に際し、新型コロナウイルス感染拡大防止のため「非接触ニーズ」に対応するとしている。
車内での食事は食堂車ではなく各部屋で提供。ラウンジカー(5号車)などで食前酒などを楽しんでもらう「アペリティフタイム」を設ける。客室に設置しているタブレット端末はコンテンツを充実させ、パブリックスペース(1・10号車の展望車や5号車ラウンジカー)の利用状況の表示や、端末からのドリンクオーダーに対応する。
立ち寄り観光は、一部のコースで人数を減らし、少人数グループでの観光を実施。立ち寄り観光で利用するバスも2台に増強し、1台あたりの定員を15人程度に減らす。
旅行代金(一人あたり)は、1泊2日の片道コースで32万5000円~84万5000円。2泊3日周遊コースは56万~132万5000円だ。サービス内容の変更により、一人あたり約5万円程度の値上げになる。
来年2~6月の「瑞風」ツアーは、今年10月1日の10時から参加申込みを受け付ける。締切は11月30日17時30分。申込み多数の場合は12月下旬頃に抽選を行う予定だ。