JR北海道の多目的車「はまなす編成」10月17日デビュー まず団体、続いて定期特急



JR北海道は8月19日、北海道の鉄道開業から今年2020年で140年を迎えるのを記念したイベントなどを実施すると発表した。この一環として、このほど完成した多目的車両のキハ261系5000番台特急気動車「はまなす」編成が、10月から営業運転を始める。

キハ261系5000番台(多目的車)の「はまなす編成」。【画像:JR北海道】

「はまなす編成」は10月17・18日、日帰り旅行商品向けの団体臨時列車「北海道鉄道140年記念号」として運転。行程は10月17日が小樽→岩見沢→追分→室蘭→札幌、10月18日は札幌→室蘭→追分→岩見沢→小樽になる。

日帰り旅行商品は、1号車「はまなすラウンジ」をダイニングカーとして利用し、昼食に特製弁当「北海道のたから箱」を提供する「ダイニングカープラン」として発売。8月20日14時より申込みを受け付ける。

その後は土曜・休日に限り、札幌~網走・釧路・函館・稚内方面で定期運転されている特急列車が「はまなす編成」で運転される。運転日と列車は次の通り。

●10月24・25日
「オホーツク1号」札幌6時56分→網走12時17分
「大雪4号」網走12時35分→旭川16時19分

●10月31日、11月1日
「おおぞら3号」札幌8時51分→釧路13時20分
「おおぞら8号」釧路13時42分→札幌18時03分

●11月7・8日
「北斗6号」札幌8時32分→函館12時23分
「北斗19号」函館17時51分→札幌21時36分

●11月14・16日
「宗谷」札幌7時30分→稚内12時40分
「サロベツ4号」稚内13時01分→旭川16時48分

営業運転の開始に先立つ9月26日には、小樽駅で車両の一般公開が行われる予定だ。