東京・上野・大宮の3駅で危険物探知犬の運用試験 酷暑期の探知能力など検証



JR東日本は8月6日、イヌを使って爆発物などを探知する危険物探知犬の運用試験を行うと発表した。鉄道のセキュリティ向上策の一環。

駅構内を巡回する危険物探知犬(2019年12月)。【画像:JR東日本】

国土交通省が2019年12月に実施した実証実験を踏まえ、酷暑期における探知犬の探知能力と最適な運用方法について検証する。全日本犬訓練士連合協会の協力を受け、セントラル警備保障とともに東京駅と上野駅、大宮駅で運用試験を行う。

犬種はビーグル(小型)とラブラドール・レトリバー(大型)。東京駅は8月18~31日、上野駅は8月19~31日の奇数日、大宮駅は8月20~30日の偶数日に実施する。いずれも8~21時のうち8時間程度を予定。新幹線乗換改札口付近で実施する計画だ。

危険物探知犬とハンドラーが警備員とともに改札口周辺を巡回し、危険物を探知。探知した際は、客に声がけする場合があるという。