「A列車」「レールキッチン」で大牟田ツアー JR九州と西鉄「Go To」でコラボ



JR九州と西日本鉄道(西鉄)は7月29日、福岡県大牟田市内を観光スポットを巡る日帰りツアーを9月に実施すると発表した。両社の観光列車を使用して福岡市と大牟田市を往復。国の観光事業復興政策「Go To トラベル事業」を活用し、旅行代金を抑える。

通常は熊本の路線を走っている「A列車」が福岡県内を走る。【撮影:草町義和】

ツアーは9月10日に実施。西鉄天神大牟田線の観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO(ザ・レールキッチン・チクゴ)」と、通常はJR三角線(熊本県)で運転されている観光列車「A列車で行こう」の車両で往復する。往路が「レールキッチン」で復路は「A列車」のAコースと、往路が「A列車」で復路が「レールキッチン」になるBコースの2種類の旅行商品が発売されている。

大牟田市内には4時間ほど滞在し、三池炭鉱の歴史資料や炭鉱現場の再現模型が展示された石炭産業科学館の見学、5月7日限りで廃止された三井化学専用線の宮浦駅と機関庫の見学、2015年にユネスコ世界文化遺産に登録された宮原坑の見学を行う。

旅行代金は2万5900円だが、国の「Go To トラベル事業」の支援対象のため、実際には支援金7000円を差し引いた1万8900円が実際の支払額になる。申し込みはクラブツーリズムのウェブサイトで受け付けている。

西鉄天神大牟田線の観光列車「ザ・レールキッチン・チクゴ」。【画像:西鉄】