大井川鉄道の電気機関車けん引「かわね路」8月末まで 9月から蒸気機関車が復帰



大井川鉄道は7月9日、大井川本線・新金谷(静岡県島田市)~千頭(川根本町)間のSL列車「かわね路」について、電気機関車の「代理けん引」を8月31日限りで終了すると発表した。9月1日からは通常通り、蒸気機関車がけん引する。

大井川鉄道は蒸気機関車だけでなく電気機関車も複数所有している。写真はED500形電気機関車「いぶき501」。【撮影:草町義和】

大井川本線は大雨による被害で7月10日まで全線の運休が決まっており、路線の再開は7月11日の予定。「かわね路」は同日から8月31日までのあいだ、月・金・土・休日(7月20日除く)と8月11~13日は電気機関車がけん引する。

運行時刻は通常の「かわね路」として同じで、新金谷11時52分発→千頭13時09分着、千頭14時55分発→新金谷16時11分着。9月1日からは、蒸気機関車けん引のSL列車として運転される。

「かわね路」は通常、蒸気機関車がけん引するSL列車。新型コロナウイルスの影響で運休していたが、6月20日から運転を再開する予定だった。しかし再開前日の6月19日、「かわね路」をけん引する蒸気機関車に不具合が発生。6月20・21日の運転を見合わせ、6月26日から電気機関車が代理でけん引するEL列車として運転を再開した。