久大本線も橋りょう流出 全線復旧したばかりの九州横断路線、沿線に由布院など観光地



国土交通省が7月5日15時時点でまとめたところによると、大雨の影響で久大本線・豊後中村~野矢間の第二野上川橋りょう(大分県九重町)が流出した。同線は7月7日18時時点で全線の運転を見合わせている。

流出した久大本線の第二野上川橋りょう。【画像:JR九州】

JR九州によると、第二野上川橋りょうは起点(久留米駅)から83.515kmに位置し、長さは39.32mある。同社の社員も現地で流出を確認した。

久大本線は久留米(福岡県久留米市)~大分(大分市)間141.5kmを結ぶ鉄道路線。沿線には日田や由布院などの観光地があり、博多~由布院・大分・別府間を久大本線経由で結ぶ特急「ゆふ」や観光特急「ゆふいんの森」が運転されている。

2017年の九州北部豪雨で光岡~日田間の花月川橋りょう(大分県日田市)が流失して一部不通となり、2018年に全線復旧したばかりだった。

被災前の第二野上川橋りょう。【画像:JR九州】
久大本線を走る普通列車。【画像:Nacho0927/写真AC】