JR東日本の八王子支社は6月11日、武蔵野線の東所沢駅(埼玉県所沢市)をリニューアルすると発表した。今年2020年末までの完成を目指す。

駅舎の外観は「木と文化の融合」をコンセプトとし、前面を中心にデザインを一新。「本+本棚」をイメージしたデザインにする。駅名標や照明などを新たに整備して駅の視認性を向上させるほか、現在設置されている日よけを緑化し、「みどりと調和したまちづくり」に貢献するという。
内部は「武蔵の樹木(木立)」を意識したデザイン構成に。東所沢駅が武蔵野台地のほぼ中央に位置することを考慮したという。木調の素材などを各所に配置するほか、老朽化した床や誘導・警告ブロックの更新、案内サイン・旅客トイレ前面デザインを見直す。
駅舎前面のリニューアルは11月頃までの完成を予定。その後、駅舎内部コンコースで今年末までリニューアル工事を行い、順次使用開始する計画だ。
東所沢駅は、武蔵野線の新秋津~所沢間にある駅。都営大江戸線が同駅に乗り入れる構想もある。
八王子支社によると、リニューアルは「みどり・文化・産業」が調和した地域づくりを進める産官共同の事業構想「COOL JAPAN FOREST(クール・フォレスト・ジャパン)構想」の一環。所沢市とメディア大手のKADOKAWA(カドカワ)が共同で整備を進めるクール・フォレスト・ジャパン構想の拠点施設「ところざわサクラタウン」などの整備に連動してリニューアルするとしている。




