JR北海道7月1日までに運休中の列車をすべて再開 快速「エアポート」は6月14日から



JR北海道は6月10日、新型コロナウイルスの影響で運休中の列車について、7月1日までにすべて運転再開すると発表した。

新千歳空港アクセス列車の快速「エアポート」。【撮影:草町義和】

まず6月14日から、新千歳空港アクセス快速「エアポート」のうち運休中の16本の運転を再開し、通常運転に戻る。一方、「ライラック」「カムイ」などの在来線特急列車は現在、所定より2割少ない96本だが、6月14日以降はさらに8本減って88本(所定の7割程度)に。このほか、小樽~江別間の普通列車4本の追加運休も実施される。

7月1日からは、特急列車32本と普通列車4本、ホームライナー1本の運転が再開され、全面的に通常ダイヤに戻る予定だ。指定席は6月11日5時30分から発売される。

JR北海道は5月25日の新型コロナウイルス緊急事態宣言の解除以降、ビジネス利用を中心として利用者者数が回復傾向にあるとして、「エアポート」の運転再開を決めたとしている。一方、7月1日からの全面的な再開は「(感染の一因とされる)『3密状態』を回避するため」としている。

JR北海道の特急「すずらん」。【画像:中村昌寛/写真AC】