九州旅客鉄道(JR九州)は11月21日、新しい観光列車「36ぷらす3」を2020年の秋から運行すると発表した。特急形電車の787系を改造して使用する。

運行ルートは日替わりで、月曜日は博多~長崎間、木曜日は博多→熊本→鹿児島中央間(肥薩おれんじ鉄道線経由)、金曜日は鹿児島中央→宮崎間、土曜日は宮崎空港・宮崎→大分・別府間、日曜日は大分→別府→門司港→小倉→博多間。1週間で九州7県を巡る計画だ。
車両は787系の改造車6両編成。全車グリーン席とし、編成定員は100人程度を予定している。JR九州が電車タイプの観光列車用車両を導入するのは、これが初めてになるという。
JR九州によると、列車名には「九州を楽しむ35のエピソードをぎゅーっと詰め込んで、お客さまをお迎えします」「ぜひ全ルート楽しんで、お客さまご自身に“36番目のエピソード”を語っていただきたい」という思いを込めた。

これに「お客さま」「地域の皆さま」「私たち(JR九州)」の三つの要素を加えて「36ぷらす3」とし、36+3=39で「39(サンキュー!)=『感謝』の輪」を広げていくとしている。