JR東日本の原宿駅、2020年3月から新駅舎と新ホームに 現駅舎は解体へ



東日本旅客鉄道(JR東日本)は11月19日、山手線の原宿駅で進めている改良工事について、2020年3月21日の始発から新しい駅舎とホームの使用を始めると発表した。

原宿駅の新駅舎のイメージ。【画像:東日本旅客鉄道】

JRの原宿駅は、山手線の電車が停車するホームが内回りと外回りの線路のあいだに1面設置されているが、外回り線の外側(明治神宮側)にも臨時ホームと臨時改札があり、通常は年末年始に使われている。

改良工事では、臨時ホームを外回り専用ホームの常設ホームとし、現在のホームは内回り専用ホームに変更。これにより旅客の分散と混雑の緩和が図られる見込みだ。

新駅舎の改札口付近のイメージ。【画像:東日本旅客鉄道】
新しいホームのイメージ。 【画像:東日本旅客鉄道】
新駅舎とホームの配置図。 【画像:東日本旅客鉄道】

2019~2020年の年末年始は、工事中のホームに仮設通路を設置し、明治神宮側の臨時改札を降車専用口として使用する。臨時改札の使用期間は、2019年12月31日23時から2020年1月1日17時までと、1月2~5日の10~17時。新駅舎には明治神宮方面の出入口が設置されることから、臨時改札の使用はこれが最後になる。

新しい駅舎は山手線の線路上に設置。神宮橋(山手線の陸橋)に面し、1階に駅の業務施設とコンビニエンスストア、2回にカフェが設置される。コンコースは約3倍、トイレは約2倍に拡大し、改札通路も二つ増える。

渋谷区などから保存の要望が出ていた現在の駅舎は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック終了後に解体し、現在の駅舎のデザインを再現した施設に建て替えられる。