肥薩線「再開時期」7カ月後に 鹿児島県内の吉松~隼人、盛土崩壊で運休中



JR九州は11月27日、水害で全線運休中の肥薩線のうち鹿児島県内の吉松~隼人について復旧工事の進捗状況と運行再開時期の目標を発表した。7カ月後の来年2026年6月末ごろの再開を目指す。

肥薩線・表木山~日当山の被災状況(2025年8月14日)。【画像:JR九州】

JR九州によると、吉松~隼人の区間は今年2025年8月の大雨の影響を受け、表木山~日当山で大規模な盛土崩壊(長さ約50m、高さ約10m)が発生するなど大きな被害が発生。9月から代行バスが運行されている。現在は工事用進入路の造成に加え、被災場所付近のレールの撤去を行っているという。同社は2026年6月末ごろの運行再開を目指すとしつつ、天候不順などで作業の進捗に影響がある場合が時期が変わることもあるとしている。

肥薩線・表木山~日当山の被災状況(2025年8月14日)。【画像:JR九州】
復旧工事の様子(2025年11月18日)。【画像:JR九州】
復旧工事の様子(2025年11月18日)。【画像:JR九州】

肥薩線は熊本・宮崎・鹿児島の3県をまたぎ、八代~人吉~吉松~隼人の124.2kmを結ぶ山岳地帯の鉄道路線。再開目標時期が今回示された吉松~隼人だけでなく、八代~人吉~吉松も2020年7月豪雨の影響で甚大な被害が発生して運休中だ。このうち熊本県内の八代~人吉は上下分離方式の導入を条件に復旧することが決まっており、2033年度に再開の見込み。3県の県境地帯を通る人吉~吉松の扱いは未定だ。

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