阿武隈急行線「全線再開」6月27日に 地震から3カ月ぶり、通常ダイヤ運転は7月に



阿武隈急行は6月14日、地震の影響で運転を見合わせている阿武隈急行線・福島~保原(福島県)について、6月27日に再開すると発表した。これにより同線は3カ月ぶりに全線の運転を再開する。

阿武隈急行の列車。【画像:kimura yuho/写真AC】

福島~保原は6月27日から臨時ダイヤで運転。本数は上下各18本で、日中は9時30分から14時30分まで運休する。7月4日以降は3月12日ダイヤ改正の通常ダイヤで運転し、日中も含め上下各27本が運転される。梁川~福島駅東口の代行バスは6月24日まで運行される。

阿武隈急行線はJR東北本線の福島駅と槻木駅(宮城県柴田町)を結ぶ54.9kmの鉄道路線。3月に発生した福島県沖地震の影響で全線が運休した。宮城県寄りの保原~槻木は5月23日までに再開したが、福島県寄りの福島~保原は橋脚が損傷するなど被害が大きく、復旧工事に時間がかかった。

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