鉄道公団の工事記録映画『青函トンネル』公開 京葉線の沈埋トンネルなども順次



青函トンネルの本坑貫通時の記念式典。【画像:鉄道・運輸機構】

鉄道・運輸機構は8月27日、同機構の前身である日本鉄建設公団(鉄道公団)の工事記録映画『青函トンネル』をユーチューブで公開した。

公開されたのは開業1年後の1989年3月に制作された通常版(47分)と、同年6月制作の縮小版(17分)。鉄道公団が企画し、北海道放送映画(現在のHBCフレックス)が制作した。

青函トンネルは1964年から調査坑・先進導坑の掘進を開始し、1985年に列車が走る本坑が貫通。1988年に在来線の海峡線として開業した。現在は2016年に開業した北海道新幹線の列車も走っている。動画は24年にわたる工事記録といい、鉄道・運輸機構は「今まで一般公開されてこなかった、知られざるトンネルマン達の物語が、今明らかになります」とアピールしている。

工事中だった頃の青函トンネル。【画像:鉄道・運輸機構】

鉄道・運輸機構は今後も「長い間眠っていた貴重な記録映画」を順次公開する方針。まず『東北新幹線 岩手一戸トンネル 世界最長陸上トンネルに挑む』(31分)と『京葉線 多摩川をわたる沈埋トンネル』(31分)が公開される予定だ。

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