JR東日本と青森市は11月19日、青森市営バスなどに「地域連携ICカード」を利用したIC乗車サービスを導入することで合意したと発表した。2022年春のサービスを目指す。
青森市の市営バスと市バス(旧・青森市民バス)、シャトル・ルートバス「ねぶたん号」の全路線に導入。地域連携ICカードのほか、Suica(スイカ)と相互利用可能な交通系ICカードでも乗車できる。
地域連携ICカードでも、電子マネー決済やスイカエリアなどでの鉄道の利用が可能。東北・北海道・上越・北陸・山形・秋田の各新幹線に乗車できる「新幹線eチケットサービス」も利用できる。
地域連携ICカードはJR東日本が開発を進めているICカード。バスの定期券や各種割引などの地域独自サービスとスイカのサービスが利用できる。既存のスイカをベースに開発したシステムのため、導入コストや運用コストを軽減できる利点もある。
すでに宇都宮ライトレールや関東自動車、岩手県交通などが、2021年から2022年にかけ地域連携ICカードを導入することを決めている。今後も北関東や東北などJR東日本エリアの路線バスや第三セクター鉄道などを中心に普及が進みそうだ。