山陽新幹線も3割弱の減少 「のぞみ」半減、全体では70本減の180本台に



JR西日本は5月7日、山陽新幹線の5月11日以降の運転計画を見直すと発表した。新型コロナウイルス発生による「著しいご利用低下」を踏まえたとしている。

山陽新幹線の列車。【画像:マンハッタン/写真AC】

東海道新幹線と直通する「のぞみ」は1時間あたり1~2本程度の運転に。九州新幹線と直通する「みずほ」「さくら」は1時間あたり1本程度になる。山陽新幹線内の「ひかり」「こだま」は引き続きすべての定期列車が運転される。このほか、山陽新幹線の車両基地回送線を活用した営業上の在来線(博多南線)は、引き続きすべての定期列車が運転される。

5月11日以降の1日あたりの運転本数は、平日がいまより70本(27%)減って188本に。土曜・休日も70本減って186本になる。

列車別の本数は、「のぞみ」がほぼ半減の53本に。「ひかり」の本数は6本増えて37本になるが、これは山陽・九州新幹線を直通する「みずほ」「さくら」の一部が山陽新幹線内のみ走る「ひかり」に変わるため。「みずほ」は4本で、所定本数の4分の1になる。「さくら」は32%減の25本。「こだま」「つばめ」の運転本数は69本で変わらない。