阪急京都線・摂津市駅付近の高架化「工事着手」へ まず仮線整備



阪急京都線の摂津市駅付近を高架化して踏切を解消する連続立体交差事業(連立事業)について、大阪府などは来年2026年から鉄道工事に着手することを決めた。まず仮線を建設する。

高架化された阪急京都線のイメージ【画像:阪急電鉄、西松建設・ハンシン建設特定建設工事共同企業体】

工事は三つの工区に分けて実施。工法は仮線方式を採用し、まず現在の線路を仮の線路に切り替えたうえで、現在の線路用地に高架橋を建設する。今年2025年12月時点で大阪府などが示した事業行程によると、仮線切替は2028年度以降の予定。その後、高架橋の工事に着手し、高架化後に側道を整備する。

工事の切替ステップ(第1工区の高架橋)。【画像:阪急電鉄、鹿島建設・鉄建建設特定建設工事共同企業体】
工事の切替ステップ(第2工区の摂津市駅)。【画像:阪急電鉄、西松建設・ハンシン建設特定建設工事共同企業体】

この連立事業は、摂津市庄屋1丁目~茨木市丑寅2丁目の約2.1kmを事業区間とし、摂津市駅を含む阪急京都線の線路を高架化するもの。これにより5カ所の踏切を解消する。このうち摂津市駅の大阪梅田寄りにある坪井踏切は、ピーク時間の遮断時間が1時間あたり40分以上の「開かずの踏切」だ。

摂津市駅付近の連立事業の平面図。【画像:大阪府・摂津市・茨木市・阪急電鉄】
高架化された摂津市駅のイメージ。【画像:阪急電鉄、西松建設・ハンシン建設特定建設工事共同企業体】

2017年2月の都市計画決定と2018年2月の都市計画事業認可を経て用地買収に着手。2023年からは支障物移転などの準備工事が始まっている。この事業で必要になる用地の面積は約2万1300平方mで、このうち約1万9900平方mを取得済み。用地取得率は93%に達しており、残件数は36件(土地所有者のみの場合は14件)となっている。

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