芸備線の東城~備後落合間、再開時期を4月下旬に前倒し 斜面崩落と脱線事故で不通



線路脇斜面の崩落と脱線事故の影響で運転を見合わせている芸備線・東城~備後落合間(広島県)の25.8kmについて、JR西日本は4月16日、運転再開時期を4月下旬に前倒しすると発表した。

芸備線の備後落合駅。【撮影:草町義和】

斜面崩落と脱線事故は3月9日の早朝に発生。JR西日本は3月17日、運転再開が5月初旬になる見込みと発表したが、復旧工事は4月下旬に完了する見込みで、運転再開時期も前倒しされることになった。タクシーなどによる代行輸送は運転再開まで引き続き行われる。

東城~備後落合間は岡山県との県境に近い山岳地帯で、利用者が非常に少ない。1日1kmの平均通過人員(旅客輸送密度)は2018年度で9人だった。