関東鉄道は10月1日、鹿島鉄道線(茨城県)の代替路線バスを来年2026年4月1日に一部廃止すると発表した。

廃止されるのは石岡・鉾田線「かしてつバス」35.0kmのうち一般道区間の一部で、玉造中学校前~鉾田駅の13.5km。2026年3月31日限りで運行を終了する。同区間の廃止後は茨城空港を拠点とした運行に再編されるが、玉造駅発着便も一部設ける。
このほか、石岡・土浦線や鉾田・水戸線(海老沢線)、鉾田・水戸線(大和田線)も、かしてつバスと同時に一部廃止。廃止距離は合計47.7kmで、82カ所の停留所が廃止される。

関東鉄道によると、運転士不足が深刻化。利用者も沿線人口の減少や少子高齢化に伴い年々減少している。これに加えて人材確保の人件費の増加や燃料などの物価高騰で輸送コストが上昇し続ける見込み。「安定的に輸送サービスを提供するためには、需要に応じた運行路線の最適化が急務」とし、利用状況などから廃止することにしたという。

鹿島鉄道線は、常磐線の石岡駅から鉾田駅までを結んでいた26.9kmの鉄道路線。関東鉄道子会社の鹿島鉄道が運営していたが、利用者の減少などから2007年に廃止された。
廃止後は関東鉄道子会社の関鉄グリーンバスが代替バスを運行。しかし石岡寄りは道路渋滞のため定時運行が困難だった。このため、鹿島鉄道線の廃線跡のうち石岡~四箇村の5.1kmをバス専用道として再整備。2010年からバス高速輸送システム(BRT)の「かしてつバス」の運行が始まった。石岡駅~四箇村は専用道を走行し、四箇村~鉾田は引き続き一般道経由で運行されている。昨年2024年7月、関東鉄道が関鉄グリーンバスを合併し、かしてつバスの運行も関東鉄道が引き継いでいた。
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