大井川鐵道のSL「かわね路」平日運休→全面運休に変更 普通列車と井川線は平常通り



大井川鐵道(静岡県)は4月8日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、大井川本線のSL列車「かわね路」を4月10日から5月8日まで全面的に運休すると発表した。

大井川鐵道のSL列車「かわね路」。【撮影:草町義和】

「かわね路」は4月2日に今後の運転計画が発表。4月4日~5月6日は原則として平日は運休し、土曜・休日のみ1往復運転することになっていたが、「新型コロナウイルス感染症の拡大状況を考慮」(大井川鐵道)し、5月8日までは土曜・休日も含め全面的に運休することになった。このほか、電気機関車が客車をけん引する「ELかわね路」(5月4・5日)も運休する。

5月9日以降の「かわね路」についても、大井川鐵道は「新型コロナウイルスの感染状況および政府、自治体、関係機関から発表される情報にもとづいて運転を検討してまいります」としており、運転されるかどうか微妙な情勢だ。一方、大井川本線の普通列車と井川線の列車は、平常通り運転される。