釧網本線で4月から平日のみ代行バス JR北海道のローカル線、降雨と融雪で被害



JR北海道は3月30日、一部区間の運休が続いている釧網本線について、4月1日から代行バスを平日のみ運転すると発表した。

一部区間が運休中の釧網本線。【撮影:草町義和】

釧網本線は道東エリアの東釧路~網走間166.2kmを結ぶローカル線。列車は根室本線に乗り入れて釧路~網走間で運転されている。3月10日からの降雨と気温上昇に伴う融雪で線路冠水や土砂流入、路盤州出などの被害が発生し、現在は釧路~緑間が運休中。緑~網走間も運転本数を大幅に減らしている。

これまで代行バスは運転されていなかったが、JR北海道は復旧まで時間がかかるとして、代行バスを平日に限り運転することにした。3月30日時点の計画によると、釧路~摩周間で平日に限り1日2往復を運転。釧路湿原・細岡・茅沼の各駅には停車しない。緑~網走間でも網走発→緑行きの代行バスを平日のみ1本運転する。摩周~緑間の代行バスの運転は計画されていない。

道東エリアではこのほか、根室本線(花咲線)の厚岸~根室間も同様に運休している。代行バスは3月30日時点で運転されていない。