箱根登山鉄道は3月26日、台風の影響で運休している鉄道線(箱根登山電車)の箱根湯本~強羅間(神奈川県箱根町)について、7月下旬に運転を再開すると発表した。当初の計画より数カ月ほど前倒しになる。
箱根登山鉄道は小田原~箱根湯本~強羅間の箱根登山電車と、強羅~早雲山間の鋼索線(箱根登山ケーブルカー)を運営。このうち箱根登山電車の箱根湯本~強羅間は昨年2019年の台風19号の影響で斜面崩落などの被害が発生し、現在も運休中だ。
当初の計画では今年2020年秋頃に再開の予定だったが、箱根登山鉄道は「沿線の方々のご理解・ご協力により工事の施工時間を可能な限り延長できたこと、降雪や凍結など冬季工事特有の支障が少なかったこと」などとして、運転再開予定時期を7月下旬に前倒しすることを決めた。
箱根登山ケーブルカーも施設更新工事のため昨年2019年12月から運休していたが、今年2020年3月20日に運転を再開。同時に新型ケーブルカー車両がデビューしている。