函館~札幌「山線」経由の特急「ニセコ」再び「はまなす」編成で運行 停車駅を追加



JR北海道は7月23日、函館本線(ニセコ経由)の臨時特急「ニセコ」を今年2024年も運行すると発表した。車両は前年2023年と同じキハ261系特急型気動車の多目的車「はまなす」編成を使用。函館~札幌を5時間半ほどかけて走る。

臨時特急「ニセコ」で使われるキハ261系「はまなす」編成。【画像:中村昌寛/写真AC】

今年2024年の運行日は9月7~9・12~16・19~23・27~29日の計16日。運行時刻は上りが札幌7時56分発→函館13時23分着、下りは函館13時41分発→札幌19時28分着になる。

停車駅は函館・五稜郭・新函館北斗・大沼公園(上りは通過)・森・八雲(下りは通過)・長万部・黒松内・昆布・ニセコ・倶知安・余市・小樽・手稲・札幌。新たに大沼公園駅と八雲駅が停車駅として追加される。

車両は「はまなす」編成の5両。1号車はフリースペース「はまなすラウンジ」で、それ以外の車両の全車指定席だ。車内や停車駅では沿線の高校による観光ガイドや車内販売、特産品の販売などが行われる。

臨時特急「ニセコ」の停車駅と各駅の発着時刻。【画像:JR北海道】

函館~札幌を結ぶ定期運行の特急列車は、太平洋側の室蘭本線・千歳線を走る「海線」経由の列車に加え、かつては「山線」と呼ばれる函館本線(ニセコ経由)を走る列車もあった。海線の改良に伴い山線経由の特急列車は1986年に消滅したが、2012年からは観光客向けに山線経由の臨時特急が運行されるように。現在の「ニセコ」は2015年から運行されている。

車両はキハ183系特急型気動車やキハ183系のリゾート車「ニセコエクスプレス」「ノースレインボーエクスプレス」を使用。指定席と自由席の両方を設けていたが、2023年は「はまなす」編成に代わり、全車指定席に変更された。

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