トルコ大使館の文化観光局は1月17日、「イースタン・エクスプレス(トルコ語:ドーウ・エクスプレス)」の今期の運行が始まったと発表した。3月10日まで期間限定で運行される。

「イースタン・エクスプレス」はトルコの首都アンカラと東部の都市カルスの約1310kmを約26時間かけて結ぶ長距離列車。運行距離は2009年に廃止された、東京~熊本の寝台特急「はやぶさ」(約1315km)に相当する。トルコ大使館によると、ルート上の冬景色の人気が高いという。
2019年からは、寝台車8両と食堂車1両を連結した「ツーリスティック・イースタン・エクスプレス」も運行開始。各寝台車にはベッドを二つ設けたコンパートメントが10室設けられている。


停車駅は「イースタン・エクスプレス」が50駅で「ツーリスティック・イースタン・エクスプレス」は29駅。一部の駅では2時間半から3時間停車し、観光を楽しむことができる。
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