皿倉山ケーブルカーの運賃値上げ認可 4月1日から



国土交通省の九州運輸局は3月4日、皿倉登山鉄道が申請していた旅客運賃の上限変更を認可した。同社は4月1日に運賃を値上げする。

皿倉登山鉄道が運営している皿倉山のケーブルカー。【撮影:草町義和】

改定率は1.83%。普通旅客運賃がいまより10円高い430円になる。定期運賃の設定はない。

皿倉登山鉄道は、皿倉山(北九州市八幡東区)のケーブルカーを運営。北九州市が施設を保有し、皿倉登山鉄道が北九州市から施設を借りて運営している。消費税率の引き上げ(8%→10%)が行われた昨年2019年10月には、運賃を変更していなかった。

皿倉山からの夜景鑑賞を目的にした観光利用が増えており、増便に伴う人件費の増加に対応するため、同社は消費税引き上げ分の値上げが必要と判断した。