阪堺電軌の超低床車「堺トラム」再塗装費をCFで調達、2編成目



大阪府堺市は阪堺電軌1001形電車「堺トラム」3編成のうち、第1002号編成「紫おん」の再塗装を行うため、クラウドファンディング(CF)を始めた。

「堺トラム」第1002号編成の「紫おん」。【画像:堺市】

「堺トラム」は堺市や国の支援により2013年から2015年にかけ導入された電車。阪堺電軌の車両としては初めて超低床式を採用した。堺市によると、2022年度に第1001号編成「茶ちゃ」の再塗装費用を調達するためCFを実施したところ、目標額を大きく上回る寄付があったという。

返礼品のイメージ。【画像:堺市】

「紫おん」の再塗装を目的としたCFの目標金額は120万円。返礼品として「阪堺オリジナルプリントクッキ-堺トラム(3連BOX入り)」と「オリジナルサウンドトレイン」が用意されている。寄付の申込みはふるさと納税制度が適用されるCFサイト「ふるさとチョイス」で受け付けている。募集期間は9月30日まで。

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