仙台市営地下鉄のダイヤ改正が7月1日に実施される。仙台市交通局は「お客さまの利便性の確保に配慮しつつ利用状況に対応するため」とし、平日の日中と土曜・休日の運行間隔を延ばして減便する。
平日の日中(9時30分~16時)は現在、運行間隔が7分30秒。改正後は9時30分~10時30分と14時30分~16時で運行間隔を8分に延ばし、10時30分~14時30分は10分に延ばす。これにより運行本数は南北線が10本減の157本に。東西線も10本減って140本になる。
土曜・休日の運行間隔は現在、7時30分~22時で7分30秒だが、改正後は7時30分~10時30分が8分に。10時30分~22時は10分に拡大する。運行本数は南北線が22本減の113本で、東西線は23本減の112本。
このほか、東西線では一部の駅を除き列車の停車時間を延ばす。停車時間が延びるのは中間11駅のうち、青葉山・川内・国際センター・大町西公園・宮城野通・連坊・薬師堂・卸町・六丁の目の9駅。いずれも現在の停車時間は15秒だが、改正後は5秒延ばして20秒にする。仙台駅(30秒)と青葉通一番町駅(20秒)は変更しない。
停車時間の増加について、仙台市交通局は「高齢のお客さまや体の不自由なお客さまにも安心して乗降できる時間を確保するため」としている。
《関連記事》
・仙台市営地下鉄の新型車両「3000系」デザインが決定 南北線1000N系を置き換えへ
・芳賀・宇都宮LRT「訓練運転」本格化 宇都宮ライトレール、運行計画を公表