新幹線の運転電力「太陽光発電」JR西日本が国内初導入、10%を再エネ電力化



JR西日本は6月19日、再生可能エネルギーに由来する電力(再エネ電力)の供給を受ける電力購入契約を中国電力と締結したと発表した。太陽光発電設備で発電した電力を新幹線の列車の運転に使う。JR西日本によると、新幹線への再エネ電力の導入は国内初。

山陽新幹線の列車。【画像:けんちゃん_さん/写真AC】

中国電力がJR西日本専用の太陽光発電設備を設置。岡山・広島・山口各県の新幹線用変電所に再エネ電力を供給する。7月から順次開発、供給が始まり、2027年度末まで段階的に拡大する。

JR西日本の新幹線への再エネ電力の導入イメージ。【画像:JR西日本】

2027年度末時点では、JR西日本が新幹線列車の運転に使う電力の約10%が再エネ電力化される。これにより約2万世帯分に相当する年間約6万1000tの二酸化炭素(CO2)排出量が削減されるという。

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