IGR・青い森「盛岡~青森」割引切符 キャッシュレス対応、片道より安いフリーパスも



IGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道は、盛岡~青森の共同企画乗車券を6月16日~11月30日の期間限定で設定する。片道タイプの「青森割引きっぷ」「盛岡割引きっぷ」とフリーパスタイプの「もりもりフリーパス」。スマホアプリを活用したキャッシュレス乗車にも対応する。

青い森鉄道線が乗り入れる青森駅。【画像:watanos/写真AC】

「青森割引きっぷ」は盛岡→青森、「盛岡割引きっぷ」は青森→盛岡の片道タイプ。発売期間は6月8日~11月30日で、6月16日~11月30日の期間中、1日に限りIGR・青い森の快速・普通列車を利用できる。後戻りしなければ途中下車も可能だ。発売額はいずれも大人3500円・子供1750円。大人の場合、所定の片道運賃(5590円)より2090円安い。

「青森割引」はIGRいわて銀河鉄道線・盛岡~二戸の各有人駅窓口で発売。「盛岡割引」は青い森鉄道線・青森~三沢の各有人駅窓口で発売される。このほか、スマホアプリ「RYDE PASS」でも購入可能。キャッシュレス乗車に対応する。

「もりもりフリーパス」は6月8日~11月29日に発売。いわて銀河鉄道線・青い森鉄道線の盛岡~青森を6月16日~11月30日の期間中、連続する2日間に限り自由に乗り降りできる。二戸駅の食堂「銀河ダイニングへのへの」や浅虫温泉駅の店舗「モーリーズカフェ」で切符を提示すると、食事時のドリンクセットサービスや商品割引の特典を受けられる。

発売額は大人5500円・子供2750円。大人の場合、盛岡~青森の所定片道運賃と比べても90円安い。IGR・青い森の各有人駅窓口で発売されるほか、スマホアプリ「RYDE PASS」でも購入可能だ。

6月17日には、青森市で開催される「東北絆まつり2023 青森」にあわせ、盛岡~青森を直通する臨時快速「絆まつりあおもり号」(盛岡10時59分→青森14時04分、青森20時15分→盛岡23時18分)がIGR7000系の2両編成(全車自由席)で運行される予定。「青森割引」「盛岡割引」「もりもり」でも利用できる。

IGRいわて銀河鉄道のIGR7000系。【画像:KUZUHA/写真AC】

IGRと青い森は東北新幹線の延伸に伴い経営分離された、旧・東北本線の盛岡~青森を運営する第三セクター。岩手県内の盛岡~目時をIGR、青森県内の目時~八戸~青森を青い森が運営している。

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