大分市内のJR4駅「無人化」7月から 遠隔案内サービスを導入



JR九州は5月19日、大分市内にある駅のうち4駅の無人化を7月1日に実施すると発表した。

無人駅になるのは、日豊本線の高城・大在・坂ノ市の3駅と豊肥本線の中判田駅。このほか、日豊本線の鶴崎駅も一部時間帯のみ窓口営業を行う駅になる。

これらの駅では駅員は常駐しないが、無人駅向けの遠隔サービス「スマートサポートステーション」を導入。監視カメラやインターホンを設置し、大分駅構内にあるサポートセンターのオペレーターがカメラを通じて安全確認や客への案内を行う。

また、係員による巡回を1日1回以上実施し、機器の点検や清掃などを実施。機器の故障時や客の列車乗降で手伝いが必要な場合は必要に応じてサポートスタッフを派遣する。

大分市内にはJRの駅が17駅あり、このうち9駅が無人駅。2018年には日豊本線の幸崎駅や豊肥本線の敷戸駅など5駅にスマートサポートステーションが導入された。

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