西武秩父線の正丸トンネル信号場で「撮影会」101系と4000系の並び



西武鉄道は4月22日深夜から23日明け方にかけ、「『正丸トンネルで電車を撮ろう!』撮影会」を開催する。西武秩父線の正丸トンネル内にある正丸トンネル信号場(埼玉県横瀬町)で、通常は狭山線で運用され西武秩父線は走らない101系電車と、西武秩父線の4000系電車を並べて撮影する。

正丸トンネル信号場での撮影会のイメージ。【画像:西武鉄道】

4月22日の23時10分頃、池袋線の飯能駅で101系の貸切列車に乗車。通常は乗り降りできない正丸トンネル信号場で4月23日1時頃に下車し、3時30分頃まで101系と4000系の撮影会を行う。3時50分頃、貸切列車に乗って飯能駅に戻る。

旅行代金は一人2万2000円。参加特典として当日使用する西武鉄道オリジナルヘルメットと当日の仕業表、レール型文鎮が付く。募集人数は30人で18歳未満は参加できない。申込みは4月3日15時まで西武トラベルのウェブサイトで受け付ける。応募者多数の場合は抽選。

正丸トンネルは1969年、西武秩父線の開業に伴い使用開始した全長4811mのトンネル。1975年に近鉄大阪線の新青山トンネル(5652m)が開通するまでは私鉄の山岳トンネルで日本最長だった。線路は単線だが途中に正丸トンネル信号場があり、上下列車の交換や待避に使われている。

正丸トンネル内に設けられた正丸トンネル信号場。【画像:西武鉄道】

昨年2022年8月には正丸トンネルを深夜から未明にかけ歩き通すイベントが行われた。西武鉄道によると、同社がトンネル内での撮影会を行うのは今回が初めてという。

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