弘南鉄道の車内に「畳とテーブル」もと東急7000系のイベント車がリニューアル



弘南鉄道(青森県)は2月10日、弘南線で「新春お座敷列車モニターツアー」を実施する。リニューアルしたばかりのイベント車を使用。車内で落語と津軽の味覚を楽しむ。

リニューアルされた7000系のイベント車。【画像:弘南鉄道】

行程は弘前12時30分発→黒石13時35分・14時00分発→弘前15時06分着。車内では立川幸朝さんの落語会が行われるほか、古津軽伝承料理を提供している津軽あかつきの会の「特製新春特別弁当」を楽しめる。

旅行代金(中学生以上)は8000円で40人を募集。申込みは日本旅行東北の青森支店が電子メールかファクスで受け付けている。

弘南線のイベント車は東急電鉄から譲り受けた7000系電車の2両編成1本(デハ7154+デハ7101)。弘南鉄道は1月20日、イベント車を「ウイズコロナ&バリアフリー対応の設備を備えたお座敷車両」としてリニューアルしたと発表した。車内はテーブルを設置することができるほか、専用の畳を敷くことでお座敷列車として使用できる。壁を木目調にするなど和の雰囲気で装飾した。

イベント車の車内。【画像:弘南鉄道】
テーブルを設置した状態。【画像:弘南鉄道】
畳を敷けば「お座敷列車」に。【画像:弘南鉄道】

弘南鉄道はイベント車の今後について「季節ごとに地域の食を楽しむことができる列車として運行すると共に地域の観光関係者と連携し、沿線の観光コンテンツと組み合わせた列車運行を行ってまいります」としている。

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