鹿児島市電「タッチ決済」まず「Visa」、ほかのクレジットカードも順次



鹿児島市交通局やビザ・ワールドワイド・ジャパン、JCBなどは10月6日までに、鹿児島市電でクレジットカードのタッチ決済による乗車実証実験を始めると発表した。まず「Visa」ブランドに対応し、続いて「Visa」以外の国際カードブランドも順次導入する。

鹿児島市電の路面電車。【撮影:草町義和】

鹿児島市電が保有する車両のうち超低床車両など約半数の25両に国際ブランドのタッチ決済読取端末を設置。端末にタッチ決済対応のクレジットカードやスマートフォンなどをかざすことで事前購入やチャージを行わず乗車できる。端末を設置した車両には「タッチ決済OK」と記したマークを掲出する。

実証実験の期間は11月1日から来年2023年9月30日の予定。まず「Visa」ブランドによる実証実験を始め、2023年4月以降にJCBやマスターカード、銀聯、アメリカン・エクスプレス、ダイナーズ、ディスカバーの国際ブランドに対応する。

実証実験のラッピング車両。【画像:鹿児島市交通局など】

関係各者は「鹿児島市在住の方のみならず、市外からの観光客やインバウンドの方からみた利便性などについて、実証実験を通じて検証してまいります」としている。

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