西武鉄道6000系「30周年」小手指基地で撮影会 「撮り鉄乗務員」発案、昼夜2部制



西武鉄道と西武トラベルは10月29・30日の計2日、「みんなで6000系を撮ろう」と題した撮影会イベントを小手指車両基地(埼玉県所沢市)で開催する。6000系のデビュー30周年企画。

6000系撮影会(昼間の部)のイメージ。【画像:西武鉄道】

昼間の部(14時~15時15分、受付12時45分~13時15分)と夜間の部(19時~20時15分、受付17時45分~18時15分)の2部制。昼間と夜間の2部制にすることで、それぞれ違った姿の6000系を撮影できるようにしたという。池袋線の小手指駅に集合し、同駅から小手指車両基地は列車に乗って移動する。

小手指駅~小手指車両基地の移動では検修ピット構内や洗車機内の走行を体験。撮影会では通常は西武新宿線を走行している初期車(第6001編成)と池袋線のステンレス車(6000番台)、アルミ車(6050番台)の3編成を横一列に並べる。この3編成が並ぶことは通常ないという。

各コース20人を募集。参加費用は昼間が8000円、夜間が1万円。夜間の部は18歳未満は参加できない。申込みは10月13日18時まで西武トラベルのウェブサイトで受け付ける。

6000系撮影会(夜間の部)のイメージ。【画像:西武鉄道】

6000系は30年前の1992年にデビューした10両固定編成の通勤電車。営団地下鉄(現在の東京メトロ)有楽町線との相互直通運転に対応するため開発された。

それまで鋼製車体で黄色い塗装が標準だった従来車に対し、6000系はオールステンレス製の車体を西武鉄道の車両として初めて採用。VVVFインバーター制御装置の導入などにより省エネルギー化を図った。1996年からの増備車は車体をアルミに変更し車両番号も6050番台になった。

西武鉄道によると、今回の企画は池袋線の現役乗務員の発案でスタート。この乗務員も「撮り鉄」と呼ばれる鉄道写真撮影マニアという。同社は「『鉄道ファン』にうれしい工夫や西武鉄道の歴史を偲ばせる特別な演出を実施します」とアピールしている。

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