タイ国鉄「キハ183系」外観が変化 JR北海道からの譲受車「日本語表記」残す



タイ国鉄(SRT)がJR北海道から譲り受けたキハ183系が改造により外観が変化した。タイ政府観光庁日本事務所が6月8日、車体外観の写真を公表した。

マッカサン整備場で改造されたキハ183系。ライトが追加されている。【画像:Adisorn Singhakarn/タイ観光庁日本事務所】

公表されたのは先頭車の写真。塗装はJR北海道時代のデザインを踏襲しているが、側面の下部にJR北海道とSRTのロゴマークが配置された。先頭部は運転台の下側にライトが新たに設置されているのが見える。

先頭車の後部。日本語表記が残っている。【画像:Adisorn Singhakarn/タイ観光庁日本事務所】

タイ観光庁日本事務所によると、2021年にJR北海道から譲り受けたキハ183系はマッカサン整備場で線路の幅や乗降口をタイ仕様に変更する改造を実施。今年2022年4月にはバンコク~チャチューンサオ間で試運転が行われた。

バンコクから300km圏内にあるアユタヤ・ロッブリー・チャチューンサオ・ラーチャブリーで観光列車として運行される。車内の日本語表記などは残すという。

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