東急と東急電鉄は12月6日、池上線の長原駅で進めてきた改修工事が12月下旬に完成すると発表した。
池上線の戸越銀座駅と旗の台駅に続く「木になるプロジェクト」の一環。駅舎と改札外の新店舗には東京都多磨地区で生産された多摩産材を使用した。これにより二酸化炭素(CO2)約1tを固定化してCO2排出量を抑制するという。東急と東急電鉄は4月の発表時点では秋に完成する予定としていた。
改修事業の完了にあわせて12月13~23日の期間、「きになるフードロス」と題したイベントを実施。 長原駅と池上線沿線の全4店舗から消費期限内の廃棄商品を集荷し、長原駅構内で販売する。
沿線店舗からの商品運搬では、配送マッチングプラットフォーム「PickGo」の配送パートナーが電車や自転車を利用することで、 運搬時のCO2排出量の削減に取り組むという。また、「きになるフードロス」販売所では木造旧駅舎の廃材を活用した机を利用。販売スタッフのエプロンは鉄道の技術服をリメイクしたものを使用する。
《関連記事》
・東急池上線の長原駅も「木になる駅」に 多摩の木材を活用
・東急田園都市線の8500系「176万円」 残り4編成、廃車予定の車両を特別販売