JR九州は1月28日、観光列車「36ぷらす3」の各ルート内で停車する駅のうち、観光を楽しむため長時間停車する駅を決めたと発表した。今年2020年の秋から運行を開始する。
「36ぷらす3」は曜日ごとに異なるルートで運行され、1週間で九州を一周する。各曜日のルートと、途中の長時間停車駅は次の通り。
●木曜日:博多→鹿児島中央
・鹿児島本線 玉名駅(熊本県玉名市):11時頃に20分程度停車
地域特産品の販売
・肥薩おれんじ鉄道線 牛ノ浜駅(鹿児島県阿久根市):14時30分頃に20分程度停車
東シナ海・牛ノ浜海岸の絶景、特産品販売を予定
●金曜日:鹿児島中央→宮崎
・日豊本線 大隅大川原駅(鹿児島県曽於市):13時30分頃に50分程度停車
特産品販売やカフェを予定
●土曜日:宮崎空港→別府
・日豊本線 延岡駅(宮崎県延岡市):13時頃に10分程度停車
地域の特産品販売を予定
・日豊本線 宗太郎駅(大分県佐伯市):13時30分頃に10分程度停車
いわゆる「秘境駅」
・日豊本線 重岡駅(大分県佐伯市):14時頃に20分程度停車
地域の特産品販売を予定
●日曜日:大分→門司港→博多
・日豊本線 杵築駅(大分県杵築市):12時頃に15分程度停車
国東半島や杵築地区の特産品の販売を予定
・日豊本線 中津駅(大分県中津市):13時頃に10分程度停車
中津・耶馬溪地区を中心とした特産品の販売を予定
・鹿児島本線 門司港駅(福岡県北九州市):14時30分頃に30分程度停車
重要文化財の門司港駅舎
●月曜日:博多~長崎(往復)
・長崎本線 肥前浜駅(佐賀県鹿島市):13時頃に50分程度停車
日本酒の飲み比べや特産品の販売を予定
「36ぷらす3」の車両は、特急「かもめ」などで使われている787系特急型電車を改造。6両編成で定員は103人の予定だ。1・2号車はグリーン個室、3号社はグリーン個室とビュッフェを設置。4号車は多目的に使える「マルチカー」になる。5・6号車はグリーン席が設けられる。