京阪電鉄「5ドア車」5000系の引退イベント、きょう受付開始 コロナで中止も再企画



引退記念ヘッドマークを掲出して走る京阪5000系の第5551編成。【画像:ポニー/写真AC】

京阪電鉄は5000系電車の引退記念イベント「5000系ありがとう寝屋川車庫洗車体験会」を8月22・28日の計2日、実施する。5月の実施が予定されていたが新型コロナウイルスの影響で中止されたイベントを改めて企画したもの。きょう8月3日から参加申込みを受け付ける。

実施日は8月22・28日の計2日。5000系の第5551編成(7両)に乗車する。行程は次の通り。

10時~10時50分:中之島駅コンコースで受付
11時25分:中之島駅3番線から出発
11時45分:寝屋川車庫に到着(洗車体験・下車不可)
13時20分:淀駅に到着(トイレ休憩約10分)
14時03分:三条駅1番線に到着(下車不可)
14時20分頃:三条駅3番線に到着・下車・解散

定員は各日140人で、参加費は4000円。8月3日12時30分から8月15日23時59分まで、京阪電鉄のネットショップ「e-kenetマーケット」で受け付ける。乗車位置は指定しない。列車は3ドアでの運転で、座席昇降の実演は行わない。

5000系は1970年にデビュー。多くの通勤電車は旅客用のドアを片側3・4カ所に設けているが、5000系は乗降時間の短縮による混雑緩和を図るため、ドアを片側5カ所に増やした。このうち2カ所は天井側に格納する昇降式の座席を設置。列車が混雑していない時間帯は座席を降ろし、3ドア車として運用できるのが特徴だ。

車両の老朽化やホームドアの整備計画に伴い今年2021年6月には引退することが決まり、これに先立つ5月に引退記念イベントが行われる計画だった。新型コロナウイルスの影響でイベントは中止されたが、京阪電鉄は車両運用を見直しにより引退時期を9月に延期。イベントについても改めて企画するかどうか検討していた。

このほか、第5551編成で掲出している引退記念ヘッドマークの掲出期間も9月まで延長される予定だ。

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