日豊本線「磯新駅」JR九州と地元団体が覚書締結 近くに世界文化遺産「旧集成館」など



過去の調査で制作された磯新駅(中央)の設置イメージ。【画像:磯新駅検討調査に関する協議会】

JR九州は3月31日、日豊本線・竜ヶ水~鹿児島間に設ける「磯新駅(仮称)」(鹿児島市)について、鹿児島県や鹿児島市、地元経済団体などで構成される磯新駅設置協議会と覚書を交換したと発表した。

覚書の概要によると、竜ヶ水駅から4.8km、鹿児島駅から2.1kmの地点に設置。旅客ホームなどの鉄道施設と、広場や車両乗降スペースの周辺施設を整備する。2024年度の開業を目指す。

磯新駅は鹿児島市の磯地区に整備する構想の新駅。近くには世界文化遺産の旧集成館や仙巌園(磯庭園)などがある。2016年に鹿児島県内の経済団体が鹿児島市に新駅設置の要望書を提出し、これまで検討が進められてきた。