京福電気鉄道(京福電鉄=嵐電)は3月10日、同社が整備を進めてきた北野線・北野白梅町駅の改良事業について、3月25日から新しい駅舎の使用を開始すると発表した。これにより同駅の改良事業が完了する。
新駅舎は鉄骨造り平屋建てで、建築面積は43.68平方m。「白梅」をモチーフにしたデザインで、天井には京都の地産材「みやこ杣木(そまぎ)」を使っている。インフォメーションコーナーを設けて駅員が乗車案内や観光案内を行うほか、デジタルサイネージも設置して嵐電沿線地域や西陣・北野エリアを案内する。
北野白梅町駅の改良事業は2019年度から実施されており、まず昨年2020年3月20日に駅とバス停の一体化を実施。京都市営バス急行102号系統の金閣寺・北大路バスターミナル方面行きのルート変更と乗り入れが行われた。
このほか、ホームのかさ上げやスロープ・点字タイル・点字案内板の整備などによるバリアフリー化を実施。トイレの全面的な美装化や個室の洋式化、多機能トイレの新設も行っている。