あいの風とやま鉄道の新駅「新富山口駅」に 駅名決定、操車場跡地の開発と連携



あいの風とやま鉄道は2月17日、富山市内の富山~東富山間で工事中の新駅について、開業時の駅名を「新富山口(しんとやまぐち)」とすることを発表した。

新富山口駅の西側駅舎のイメージ。【画像:あいの風とやま鉄道】

あいの風とやま鉄道は昨年2020年10月から11月にかけ、新駅の名称を一般から募集。同社によると787件の応募があった。駅名には「富山市中心市街地への新しい玄関口(ゲートウェイ)として、新駅とその周辺がこれから益々発展することを期待」するという意味を込めたという。

新富山口駅は富山駅から約4.0km、東富山駅から約2.6kmの下冨居地区に設けられる。ホームは相対式2面2線で、長さは4両編成に対応した85m。東西両側に地上駅舎を設ける。このほか、エレベーター3基と無人改札口、自動券売機、IC簡易改札機が設けられる。

新富山口駅の東側駅舎のイメージ。【画像:あいの風とやま鉄道】

富山~東富山間は国鉄時代の1955年、貨車の入替を行うための富山操車場が開設された。のちに操車場の南側が富山貨物駅に変わったが、北側の大半(約10.4ha)は線路が撤去され、敷地は富山県が引き継いだ。この操車場跡地の再開発と連携して新駅の整備計画が浮上し、昨年2020年1月に着工。開業は2022年3月の予定だ。