カルチュア・エンタテインメント『レイルマガジン』発行元を吸収合併 従来事業は継続



鉄道趣味誌『Rail Magazine(レイルマガジン)』などを発行している出版社「ネコ・パブリッシング」と、同社親会社のカルチュア・エンタテインメントが合併することが1月6日までに分かった。

ネコ・パブリッシングが発行している『レイルマガジン』。

存続会社をカルチュア・エンタテインメントとする吸収合併で、2月1日付けで合併する。関係者によると「合併でネコ・パブリッシングの法人格がなくなるのは事実」としつつ、ネコ・パブリッシングの雑誌発行やウェブサイト運営などは従来通り継続するという。

ネコ・パブリッシングは1976年、「企画室ネコ」として設立。1992年に現在の社名に変更した。1983年に創刊した『レイルマガジン』のほか、鉄道模型誌『RM MODELS(RMモデルズ)』、鉄道玩具誌『鉄おも!』を発行。鉄道趣味サイト『鉄道ホビダス』の運営や、自動車やファッション、ネコなどをテーマにした雑誌も発行している。

2010年、「蔦屋書店」「TSUTAYA」など映像・出版・音楽などのコンテンツ販売・レンタル事業を展開しているカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の傘下に入り、現在はCCCの組織再編により分社化されたカルチュア・エンタテインメントを親会社としている。

カルチュア・エンタテインメントはネコ・パブリッシングのほかにも、徳間書店や主婦の友社などの出版社を子会社化している。CCC子会社のCCCメディアハウスも2014年、阪急電鉄創遊事業本部コミュニケーション事業部を起源とする阪急コミュニケーションズから出版事業の一部を譲り受ける形で発足した。