秩父鉄道のSL列車「パレオエクスプレス」1年2カ月ぶり運転 座席はすべて指定席に



秩父鉄道は12月10日、SL列車「SLパレオエクスプレス」の運転を来年2021年2月13日から再開すると発表した。今年2020年は蒸気機関車の検査のため運休しており、SL列車の運転は1年2カ月ぶり。座席は整理券方式の自由席から指定席に変更する。

秩父鉄道のSL列車「SLパレオエクスプレス」。【画像:秩父鉄道】

運転期間は2021年の2月13日から12月5日までの、土曜・休日を中心とした計105日。熊谷~三峰口間を1日1往復する。

「SLパレオエクスプレス」は1988年3月から運転開始。現在はC58形蒸気機関車の363号機が12系客車をけん引して運転しているが、今年2020年はC58 363の検査に伴い運転を休止した。

従来は客車4両のうち1両が指定席、残り3両は自由席。乗車券のほか指定席は指定席券、自由席も整理券を購入する必要があった。2019年10月以降の運転では、JR東日本のみどりの窓口などで指定席券の取り扱いを終了したため、全車自由席として運転された。

来年2021年の運転は全車指定席となり、乗車に際しては乗車区間分の乗車券のほか「SL指定席券」(740円)が必要。乗車日の1カ月前から出発30分前まで「秩父鉄道SL予約システム」から事前予約できる。ただし2月13・14日の乗車分は1月15日の10時から受付を開始する。